映像はコミュニケーションツールとして今まさに民主化されつつあります。
しかし、その一方で映像があふれる現代では、
広告含む映像コンテンツを「観るか観ないか」は秒で判断されるといわれています。
その背景には、映像コンテンツという形を纏っているとはいえ、
実質的な情報は、言語や論理に偏りがちだったことがあるかもしれません。
人々は「言葉」だけではなく、視覚・聴覚を通して得られるより多層的な情報のやり取りを求めているからこそ、
瞬時にコンテンツの質を見極める力を生得的に誰もが持っているのだと思います。
つまり、言語やそれらに伴う論理だけではなく、
本来の五感や感覚を総動員する形でのコミュニケーションこそが、
本来的な“自然な在り方”だと誰もが直観的に気づいているのだと考えます。
このような視聴者の意識変化は、映像コンテンツを制作するうえでも大きな意味を持ちます。
私たちが本来もっている豊かな情報処理の器官を活かすために、
理性的な内容と、感性や本能的な要素とを統合した表現が求められているのです。
言い換えれば、論理と感性を横断できる
“真のプロフェッショナルによる映像制作”が、今後ますます価値を高めていくことになります。
ゼンシンが目指すのは、まさにこのバランスを取った表現です。
理性的なメッセージと感性的な世界観が重なる瞬間、人々は論理的な納得と情緒的な共感を同時に感じることができます。
それこそが、映像を通じて生まれる「真の価値創造」であり、最も強い感動を与える体験だと信じています。